肝機能検査の数値で見る改善方法

血液検査で肝機能の数値が高いという方に向けて、数値の見方や高くなる原因などの情報をまとめました。

肝機能の検査に引っかかったけど、どうすればいい?

健康診断

再検査になったけれど、具合が悪くないので、お酒を控えれば大丈夫と思われているかもしれませんが、飲酒量を控えれば問題ないと軽く考えるのは非常に危険です。

肝障害の一つの見極めラインが「1日に日本酒3合またはビール2Lを5年間続けているか」
このような食生活を送ってきた方の肝障害の確立は約80%という統計が出ているので、このように大量のアルコールを摂取している方は、何かしらの肝障害を負っている可能性があるのです。

また、肝臓は沈黙の臓器と言われているほど不調が分かりづらい臓器であり、症状が出てからでは手遅れとなることが多いので、健康診断で肝機能に異常が見られた方は必ず再検査を受け、その後も定期的に血液検査を受けることが大切です。

それでは、その血液検査で出る肝臓に関わる数値、γ-GTP、ALT(GPT)、AST(GOT)の詳しい説明を見ていきましょう。

※参考:アルコールと肝臓病/eヘルスネット|厚生労働省

γ-GTPの数値が高い

γ-GTP(ガンマジーティーピー)は、肝臓や膵臓でつくられる酵素のひとつです。アルコールの過剰摂取や肥満、服用している薬の影響などで値が上昇すると考えられています。

治療が必要となる値の目安や、γ-GTPが上昇する原因、対処法についてご紹介します。

ALT(GPT)の数値が高い

ALT(GPT)は肝細胞でつくられる酵素のひとつで、肝臓のダメージに敏感に反応します。脂肪肝や肝硬変のほか、肝炎が原因で数値が上昇することがあると言われています。

ALTの基準値や、値が高くなってしまった時の対処法などについて解説します。

AST(GOT)の数値が高い

AST(GOT)は、肝臓のほか、心臓や筋肉にも含まれている酵素のひとつです。肝硬変・脂肪肝などの肝臓のダメージだけでなく、心臓や筋肉の疾患によって値が上昇することがあります。

原因が肝臓なのかそれ以外なのかを見分ける方法や、対処法などについてご紹介します。

健康診断における、肝機能の数値が高い原因

アルコール

アルコールを含むお酒の過剰摂取は、アルコール性肝炎・脂肪肝・肝硬変などを引き起こし、肝機能の数値を上昇させることがあります。

特に1日に日本酒3合またはビール2Lを5年間続けている方における肝障害の比率は80%(※1)と非常に高い割合です。

肝臓は回復力の高い臓器なので、お酒の量を減らす、休肝日を設けるなどの対処をすることで、早期の改善が目指せます。

※1 参考:アルコールと肝臓病/eヘルスネット|厚生労働省

肝炎

肝炎には、アルコールが原因の「アルコール性肝炎」のほか、母子感染が多いB型肝炎・刺青や注射針の使いまわしで起こりやすいC型肝炎といった「ウイルス性肝炎」があります。

現在ウイルス性は治癒が見込めることが多いため、心当たりがある方は早めに治療を受けましょう。

そのほか

肝機能の数値の上昇に、肝臓以外の臓器や原因が関わっていることがあります。

服用している薬やサプリメント、漢方が原因となる場合のほか、心臓や筋肉のダメージによって数値が上昇することもあります。

特に心臓が原因だった場合は、放置すると心筋梗塞を起こす危険性があります。