脂肪肝

近年増加している「脂肪肝」は、肝臓に脂肪がたまった状態のことを言います。症状や原因について解説します。

アルコールが原因で起こる脂肪肝の症状とは

自覚症状が出にくい

肝臓は「沈黙の臓器」などと言われるように、なかなか自覚症状が出にくい場所です。そのため、初期の脂肪肝では症状がみられないことが多いと言われています。

自覚症状がなくても肝臓はダメージを受け、肝機能が低下している可能性があるため注意が必要です。

血液検査数値の上昇

脂肪肝になると、健康診断などで行った血液検査で、y-GTP・AST・ALTの数値の上昇が見られます。

ASTとALTは31以上、y-GTPは男性51以上・女性 31以上になると肝機能の異常が疑われます。肝臓は自覚症状が出にくい場所なので、数値の変化をチェックしましょう。

肥満や糖尿病

脂肪肝は、肥満や糖尿病などの「生活習慣病」と密接な関わりがあるとされています。肥満やメタボリックシンドロームの人は、体だけでなく肝臓にも脂肪が蓄積している可能性があります。特に20才の頃より10キロ以上体重が増えた方は要注意です。

脂肪肝が起こる原因

お酒の飲みすぎ

毎日たくさんのお酒を飲む人は、脂肪肝になりやすいと言われています。1日純アルコール40g以上(ビール中瓶2本・日本酒2合)飲むと、肝臓に影響が出る可能性が高まります。

女性やお酒に弱い人は、これ以下の量でも脂肪肝を起こす場合があります。

食生活

脂肪肝は、近年の食の欧米化によって増加していると言われています。油っぽいものやカロリーが高いものを摂取することで、脂肪肝になる可能性があります。

また、早食い・大食い・偏食など、食生活の乱れも脂肪肝を引き起こす原因のひとつとされています。

運動不足

消費するカロリーより摂取するカロリーが上回ると、体や内臓に脂肪が蓄積し、脂肪肝を引き起こす可能性があります。日々の生活にウォーキングやジョギングなどの有酸素運動を取り入れ、脂肪を燃焼しやすい体を目指しましょう。筋肉をつけると代謝もアップします。

アルコールが原因で起こる脂肪肝を放置した場合

脂肪肝は、食生活の見直しや運動によって改善できるとされています。しかし、脂肪肝を放置すると、脂肪性肝炎・肝硬変・肝臓がんへと進行してしまう可能性があります。

このような重篤な状態にならないためには、脂肪肝に気付いた時点で早めに対策を行うことが大切です。