肝硬変

肝臓が炎症を繰り返し、肝臓が線維化し硬くなることを「肝硬変」といいます。肝硬変の症状や原因について解説します。

アルコールが原因で起こる肝硬変の症状とは

お腹の張りやむくみ

肝機能の低下によって血中のアルブミンというタンパク質の濃度が低くなると、血管の外へ水分が漏れ出します。

すると腹水がたまってお腹が張ったようになったり、手足がむくんだりします。むくみは肝臓からのSOSのサインかもしれないので、日ごろから注視しましょう。

黄疸が出る

肝機能が低下すると、血液中のビリルビンという成分の濃度が上昇し、皮膚や白目が黄色っぽくなります。

これを黄疸といい、皮膚だけでなく尿も茶色っぽくなったり、お肌に湿疹が出たりすることもあります。自分のお肌や尿の状態をよく観察してみてください。

意識障害・吐血

肝機能が悪化すると血中にアンモニアが増えてしまい、「肝性脳症」という意識障害を起こすことがあります。

意味不明な言動が見られたら、肝性脳症を起こしている可能性があるため注意が必要です。また、肝硬変になると胃や食道に静脈瘤を形成し、吐血することもあります。

肝硬変が起こる原因

アルコールの過剰摂取

10年間日本酒7合に値するアルコールを毎日飲み続けると約20%に、15年以上飲み続けると約50%に肝硬変が起こると言われています。

人によって肝硬変を起こすアルコール量は違うため、これより少ない量しか飲んでいないという方も注意が必要です。

脂肪肝

お酒の飲みすぎや食べすぎ、運動不足などで脂肪が肝臓に蓄積した状態を「脂肪肝」といいます。

脂肪肝の状態が続き、肝臓に慢性的な炎症が続くと肝臓が線維化し、肝硬変を起こしやすくなります。肥満体系や糖尿病の方は、脂肪肝の可能性が高くなります。

肝炎

肝炎には、お酒の飲みすぎで起こる「アルコール性肝炎」と、母子感染や注射器の使いまわし、刺青などが原因で起こる「ウイルス性肝炎」があります。

肝臓が炎症を起こした状態が続くと肝硬変に進行することがあるため、早期の発見・治療が大切です。

アルコールが原因で起こる肝硬変を放置した場合

1度なったら治らないと思われている肝硬変ですが、アルコールが原因の肝硬変は、禁酒や飲酒量を減らすことで改善する可能性があります。

しかしそのまま飲酒を続けると肝臓の線維化がどんどん進み、場合によっては肝臓がんに進行してしまうこともあります。

とはいえ、禁酒は難しいもの。日ごろから肝機能を改善するサプリメントなどを飲んでおくことをおすすめします。