肝がん

肝がんは、肝臓にできるがんのことです。肝がんになるとどのような症状が出るのでしょうか?原因についても解説します。

アルコールが原因で起こる肝がんの症状とは

初期は自覚症状が出にくい

肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれているように、ダメージを受けてもなかなか症状が出にくいのが特徴です。

そのため、肝がんになっていても、初期の段階では症状に気が付かないことが多く注意が必要です。健康診断の結果や数値を注視しましょう。

体重減少や疲れ、黄疸などの身体症状

肝がんが進行し肝臓の機能が低下すると、体重が減少し、疲れやすくなることがあります。

このほかにも下痢や腹痛、むくみ、腹水がたまるなどの症状のほか、黄疸といって皮膚や白目が黄色っぽくなったり、尿が茶色っぽくなったりする症状もみられます。

意識障害

肝臓の解毒機能が低下すると、脳の神経が有害物質に阻害され、「肝性脳症」という意識障害が起こることがあります。

症状は、意味不明な言動をとる・認知症に似た状態になる・昏睡状態に陥るなどです。昏睡状態になると、そのまま命を落としてしまう危険性があります。

肝がんが起こる原因

慢性肝炎

日本人の肝がんの原因の9割以上は、B型肝炎やC型肝炎などの慢性的なウイルス性肝炎によるものです。

ウイルス性肝炎は母子感染・注射針の使いまわし・刺青・性行為などで移るとされています。心当たりがある方は一度チェックしてみるといいでしょう。

肝硬変

アルコールの過剰摂取やウイルス性肝炎が続くと、肝臓が線維化し硬くなる「肝硬変」の状態になることがあります。

肝硬変を放置すると、そのまま肝がんに進行する可能性があるため、早めに禁酒やウイルス性肝炎の治療などの対策をとることが大切です。

飲酒

多量の飲酒習慣が、肝がんのリスクを高めることがわかっています。特に女性は男性より肝臓に影響が出やすいため、中程度の飲酒でも肝がんのリスクがあるとされています。

アルコールの代謝物で発がん性のある「アセトアルデヒド」のほか、さまざまな肝がんを起こす要因が考えられます。

アルコールが原因で起こる肝がんを放置した場合

肝がんを放置してしまうと、骨やリンパ節など別の部位に転移する可能性があります。また意識障害を起こし、そのまま命を落としてしまうリスクもあります。

肝がんは1度かかると非常に治療が難しいがんなので、肝がんになる前に適切に対処することが重要です。