クロロゲン酸

肝機能の改善が期待できる成分クロロゲン酸を取り上げ、もたらされる効果や、どのような食品に多く含まれているかなどの情報をまとめています。

クロロゲン酸に期待できる肝機能改善の効果

一般の方にとって「クロロゲン酸」と聞いても「?」と思われる方が大半でしょう。

しかし、実はこのクロロゲン酸、私たち現代の日本人にとっては、お馴染みの飲料に含まれている成分です。それはずばり、コーヒーです。

コーヒーというと嗜好品の代表格であるため、むしろ健康にはよくないものではないかというイメージをつい持ってしまいがちですが、実は逆なのです。

とりわけ近年の研究では、コーヒーに含まれるクロロゲン酸が、肝臓にとってよい効果をもたらすことが分かってきており、注目を高めているのです。

肝臓がんの予防に大きく寄与

クロロゲン酸がもたらす大きなメリットとして挙げられるのが、肝臓がんの予防に大きく寄与することです。

国立がん研究センターをはじめ各国の研究機関などでも、事例が報告されており、クロロゲン酸には強い抗酸化作用があり、これが肝臓によい結果をもたらしているとされています。

ある調査によれば、コーヒーをよく飲む人は、まったく飲まない人に比べ、肝臓がんの前段階として知られる肝硬変の発症率が1/5となっているのだそうです。

ALT、AST、γ-GTPの数値も改善

九州大学が行った研究によると、肝機能マーカー(健康診断などでお馴染みですね)の数値にも大きな影響があるとのこと。

普段コーヒーをよく飲む人の数値は、飲まない人に比べ、いずれも低く抑えられていることが判明したそうです。

とりわけ飲酒量が多い人ほど、コーヒーによる数値の抑制効果が出ているそうで、この点はまさに注目といったところではないでしょうか。

クロロゲン酸が豊富に含まれている食品

コーヒー

クロロゲン酸はコーヒー豆に含まれているポリフェノールの一種です。コーヒー豆ひと粒あたり5%~10%程度含まれており、実はカフェイン(含有量は1%~2%)よりも多く含まれています。

1日あたりコーヒー3杯程度の摂取がよいとのこと。緑茶には含まれておらず、緑茶をよく飲む方には、コーヒーをよく飲む方に比べ、肝機能の改善効果は見られなかったという研究結果も出ているそうです。