カルサイト

肝機能改善が期待できる成分として注目を集めるカルサイトを取り上げ、その効果やエビデンスなどの情報をまとめています。

カルサイトとは

改善データ 二日酔いに効く!しじみんの口コミ|2ヶ月で感じた3つの効果! https://wedding.ichigolog.jp/karusaito_ast_alt/

カルサイトとは、しじみの貝殻をおよそ500度で焼くと発生する、カルシウムの結晶構造が変化したものです。

国立弘前大学医学部元教授の佐々木甚一医学博士が行った研究から、しじみの貝殻を焼くことで、肝機能改善をはじめ、中性脂肪や総コレステロールの改善、免疫力の増強など、多機能な働きが見つかりました。

佐々木氏による実験では、カルサイトを肝臓障害を持つラットに投与。その結果、肝機能の数値が抑制され、生存率が激増しました。

また、3ヶ月間投与した後の具体的な肝機能数値は、AST(GOT)が約60%減、ALT(GPT)が約62%減の抑制に。カルサイトには傷付いた肝臓の細胞を修復する機能があるのでは?と期待されています。

※参照元:Jouenal of US-China Medical Science Volume 8, August2011 青森県国立弘前大学医学部による研究データ 2011年8月発表

カルサイトに期待できる肝機能改善の効果

肝機能低下の予防

佐々木氏が率いる研究チームでは、焼いたシジミ貝殻のカルサイトは肝細胞にどのように働きかけるのか?を調査。

実験では、肝機能異常を起こしているラットに焼成シジミ貝殻を毎日14mg投与し、その経過を観察しました。

結果、シジミ貝殻を投与したラット群と投与していないラット群で比較すると、36時間後、投与群の肝細胞の生存率が3.4倍になることが判明。

実験から元気な肝細胞の生存率を高めて肝臓を保護し、肝機能低下の予防する可能性があることがわかりました。

マウス実験でも肝細胞への影響を確認

「Challenges in Disease and Health Research」(2020)には、マウスを2グループに分けて一方にアルコールのみを、もう一方にはアルコールとカルサイトを同時に与えるという実験を行ったという論文が掲載されています。

結果、アルコールのみ投与されたグループのマウスは肝細胞が変性している(ダメージを受けている)ことが確認できたのに対し、カルサイトを同時に投与されたグループのマウスは肝細胞の変性が見られなかったそうです。

以下に引用しているのがそのマウスの肝臓の写真です。
左は10%のアルコール1mlを12日間投与されたグループのもの、右はそれに加えて焼成粉末1mgを投与されたグループのもの。

マウス実験の結果とはいえ、肝機能低下の予防効果が期待できる根拠として重要なデータと言えるでしょう。

実験されたマウスの肝臓組織 左:アルコールのみ投与群  右:アルコール+しじみ貝殻焼成粉末投与群
出典:「Challenges in Disease and Health Research」(2020) P.112

人間でも数値が改善したデータがある

同じく「Challenges in Disease and Health Research」(2020)には、肝障害を起こしていた患者がカルサイトを摂取した結果についても掲載されています。

肝機能を測る上で重視される数値としてγ-GTP、AST、ALTがあります。
患者たちはこれらが高い状態でしたが、カルサイトを摂取し一定期間後にはそれらの数値が下がったという結果が見られたそうです。

数値の低下が見られた期間については個人差があったようですが、その点を考慮してもカルサイトの肝機能改善効果はかなり期待できるのかもしれません。

肝機能数値のAST・ALTを改善

今度は、焼成シジミ貝殻を毎日14mg投与した肝機能異常を起こしているラットの肝機能数値の経過を観察。

1ヶ月後、焼いたシジミの貝殻を投与したラットは、投与していないラットよりも、ASTやALTが低下するという結果が出ました。

つまり、ダメージを受けた肝細胞を修復し、肝機能を活性化する作用を持つことが期待できます。

中性脂肪・総コレステロール値の改善

そのほかにも、焼成シジミ貝殻を投与したラットの血清中の中性脂肪値と、総コレステロール値の経過を観測。

投与したラットのグループは、中性脂肪と総コレステロール値が、投与しなかったラットのグループよりも、低い数値を測定できました。

これは、肝臓の働きのひとつである代謝機能が活性化したことにより、脂質の排出がスムーズになったと考察できます。

脂肪肝や脂質異常症などのサポートとしても、力強い味方になるであろうことがわかりました。

免疫細胞を約2倍に活性化

焼成シジミ貝殻を12日間投与したラットのNK細胞は、未投与の状態よりも、16%から約2倍の32%に活性化しました。

免疫細胞の一種であるNK細胞は、悪玉化した細胞やウイルス感染細胞がないかを全身を巡って監視し、異常な細胞を見つけると攻撃し、感染の拡大を防ぎます。

NK細胞が活性化すれば、免疫力がより強化され、病気になりにくく、健康な体を保つことが期待できると言えます。

ページの監修者情報

医学博士・元国立弘前大学医学部教授佐々木甚一氏

佐々木甚一氏

米国立衛生研究所、パスツール研究所などでも多数の研究機関に従事。専門は免疫、腫瘍学、食品機能学。大和しじみの生産地である青森県津軽地方に、江戸時代から伝わる民間伝承をもとにして、しじみの貝殻に含まれる栄養素と健康の関係性に注目。
津軽地方で用いられてきた「体調が悪いときは、焼いたしじみの貝殻を粉末にして飲む」という健康法から、独自の結晶構造「カルサイト」を突き止めました。

佐々木甚一氏

経歴

  • 弘前大学元教授。1940年、岩手県生まれ。岩手大学大学院農学研究科修士課程修了(獣医学専攻)。獣医師、農学修士、医学博士。
  • 弘前大学教授、評議員を経て現在、弘前大学、青森県立保健大学非常勤講師。青森県黒ニンニク協会、(有)柏崎青果顧問。その間、米国国立NIH、ベルギー国立パスツール研究所、ダッカ大学、中国医科大学、テネシー大桷から招聘され研究に従事する。専門分野は、病原性微生物学、免疫学、腫瘍学、食品機能学。