肝機能を改善する成分

肝機能の改善を期待できる成分にスポットを当て、それぞれに期待できる効果や含まれている食品などに関する情報をまとめています。

肝機能を改善する成分1:カルサイト

しじみの貝殻を500度の温度で焼くことにより、貝殻の主成分であるカルシウムの結晶構造が変化した状態を言い、それを粉末にしたものがカルサイトです。結晶構造の変化したカルシウムとも言えます。

青森・津軽地方の民間伝承をもとに、弘前大学を中心とした研究チームにより肝機能障害を起こしたラットへの効果が解明され、肝細胞の生存率向上や肝機能マーカーの数値改善、中性脂肪・総コレステロール値の改善などが期待されています。

※参照元:Jouenal of US-China Medical Science Volume 8, August2011 青森県国立弘前大学医学部による研究データ 2011年8月発表

肝機能を改善する成分2:オルニチン

オルニチンは、しじみの貝殻ではなく、身に含まれる主要成分。

肝臓の働きのひとつであるアンモニアの解毒作用が、暴飲暴食やストレスなどによって弱まってしまった際、その作用回復を手助けし、体内に毒素や老廃物が溜まるのを防ぎます。

また成長ホルモンの分泌を促進する作用によって、肝臓の脂肪蓄積を軽減し、そこからALT、AST、γ-GTPといった肝機能マーカーの数値を下げる効果も期待できるとされています。

肝機能を改善する成分3:クロロゲン酸

クロロゲン酸は、コーヒーに含まれている成分。強い抗酸化作用によって、肝臓によい効果をもたらすとされています。

ある研究によればコーヒーをよく飲む人は、まったく飲まない人に比べ、肝臓がんの前段階として知られる肝硬変の発症率が1/5となっています。

また、ALT、AST、γ-GTPの数値も普段コーヒーをよく飲む人は飲まない人に比べ低く抑えられており、とりわけ飲酒量が多い人ほど、コーヒーによる数値の抑制効果が出ています。

肝機能を改善する成分4:セサミン

TVや雑誌などの健康食品に関する特集などで取り上げられることも多く、お馴染みになりつつあるセサミン。

大きな特徴は、胃腸では分解されず、門脈という血液を肝臓へと運ぶ静脈から吸収されるので肝臓に直接作用する点です。

アルコールの分解に関わる酵素の働きを活性化させ、肝臓への負担軽減や悪玉コレステロールを減少。老化を防止する抗酸化作用も発揮します。

肝機能を改善する成分5:クルクミン

クルクミンの正体は、カレーに含まれる黄色いスパイス、ターメリックに含まれているもので、その原材料はこれまたドリンク剤などでもお馴染みのウコンです。

アルコールの分解・解毒作用を向上させたり、肝臓本来の消化・吸収機能を補助する効果が期待できます。さらには抗がん剤として用いられる可能性もあり、研究が進められています。

肝機能を改善する成分6:スルフォラファン

キャベツ、だいこん、わさびなどにも含まれていますが、含有量の多さではブロッコリー、しかも成熟したものよりスプラウトという新芽に一番多く含まれています。

肝臓が持つ本来の機能である解毒作用が、暴飲暴食やストレスなどで弱まってしまった際に、毒素を解剖する酵素の働きを活性化させ、本来の機能を取り戻すことができます。